合意された手続にあたって必要となる書類(8)対象となる月末の現金有高表

合意された手続に必要な提出資料について

(8)対象となる月末の現金有高表

合意された手続を実施する際には、対象となる月末の現金有高表もご提出いただく必要があります。

現金有高表とは

現金有高表というのは、本来どの会社様でも作成していらっしゃるべきものであり、それは会社が保管している現金や小口現金について、毎日営業終了時点でお札の種類別、硬貨の種類別に何枚あって、合計金額いくらがあるということを出納の担当者が記載して、帳簿残高との一致を確認し、それを上長がチェックするという業務フローの中で作成されるものです。

現金有高表の目的

現金有高表は、以下の目的で作成・管理されます。

  1. 実際の現金残高を把握する:金庫や現金保管場所にある現金の実際の金額を確認
  2. 帳簿残高との照合:会計帳簿上の現金残高と実際の現金残高が一致しているかを確認
  3. 現金管理の適正性を確保する:現金の過不足を早期に発見し、不正や誤りを防止
  4. 内部統制を強化する:担当者と上長によるダブルチェック体制を構築

現金有高表に記載すべき内容

お札の種類別の枚数:

  • 一万円札:〇枚
  • 五千円札:〇枚
  • 二千円札:〇枚(あれば)
  • 千円札:〇枚

硬貨の種類別の枚数:

  • 五百円玉:〇枚
  • 百円玉:〇枚
  • 五十円玉:〇枚
  • 十円玉:〇枚
  • 五円玉:〇枚
  • 一円玉:〇枚

合計金額:

  • 実際有高の合計金額:〇〇円

帳簿残高との照合:

  • 帳簿残高:〇〇円
  • 実際有高:〇〇円
  • 過不足:〇〇円

確認者のサイン:

  • 実査担当者:氏名、日付
  • 確認者(上長):氏名、日付

「現金有高表」というタイトルでなくても大丈夫です

現金有高表というタイトルでない会社様もいらっしゃいますので、その場合には現金有高表と同等のものが作成されていれば差支えありません。

以下のような名称でも問題ありません

  • 現金実査表
  • 現金残高確認表
  • 現金実地棚卸表
  • 現金カウント表
  • Cash Count Sheet

タイトルは異なっていても、上記のような内容(お札・硬貨の種類別枚数、合計金額、帳簿残高との照合)が記載されていれば、現金有高表として認められます。

現金有高表のサンプル

現金有高表のフォームのサンプルについては、次のURLのリンク先でご覧いただくことができますので、参考になさってください。

現金有高表のフォームなど

また、サンプルをご覧になりたい場合は、当事務所にお問い合わせいただければ、Excel形式のテンプレートをお送りすることも可能です。

対象となる日付

対象となる月末時点の現金有高表をご提出ください。

例えば、

  • 10月の月次決算を対象とする場合 → 10月31日の営業終了時点の現金有高表
  • 9月の月次決算を対象とする場合 → 9月30日の営業終了時点の現金有高表

現金がない場合

会社に現金や小口現金がない場合: キャッシュレス化が進んでいる会社様では、現金をまったく保管していない場合もあります。

その場合、現金有高表は不要です。

よくあるご質問

Q. 複数の拠点に現金がある場合、すべての拠点の現金有高表が必要ですか? 

A. はい、会計帳簿に計上されている現金残高に対応するすべての拠点の現金有高表が必要です。各拠点で作成した現金有高表をまとめてご提出ください。

Q. 小口現金と手元現金を分けて管理しています。それぞれ別の現金有高表を作成する必要がありますか? 

A. 会計帳簿上で「現金」と「小口現金」を別科目で管理している場合は、それぞれについて現金有高表を確認させてください。

Q. 現金有高表と帳簿残高が一致しません。どうすればよいですか? 

A. まずは、以下を確認してください:

  • 現金の数え間違いがないか
  • 帳簿への記帳漏れや誤りがないか
  • レシートや領収書と照合して、未処理の取引がないか

それでも不一致が解消しない場合は、「現金過不足」として処理し、顧問税理士にご相談ください。

Q. 現金有高表はExcelで作成したものでも大丈夫ですか? 

A. はい、問題ありません。Excel、手書き、会計ソフトから出力したもの、いずれの形式でも構いません。

Q. 外貨(ドル、ユーロなど)の現金もあります。どう記載すればよいですか? 

A. 外貨についても、通貨別に枚数を記載し、対象月末時点の為替レートで円換算した金額を記載してください。円貨と外貨を分けて記載することをおすすめします。

Q. 現金有高表に押印は必要ですか? 

A. 必須ではありませんが、担当者と上長のサイン(署名)または押印があることで、実査が適切に行われたことの証明になります。

Q. 現金有高表のフォーマットは、会社独自のもので大丈夫ですか? 

A. はい、会社独自のフォーマットでも、必要な項目(お札・硬貨の種類別枚数、合計金額、帳簿残高、確認者サインなど)が含まれていれば問題ありません。

ご不明な点やご質問がございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。書類の準備についても、丁寧にご説明させていただきます。

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投稿者プロフィール

jinzaihaken
jinzaihaken
労働者派遣事業許可に必要な監査や合意された手続に精通し、数多くの企業をサポートしてきました。日々の業務では「クライアントファースト」を何よりも大切にし、丁寧で誠実な対応を心がけています。監査や手続を受けなくても財産的基礎の要件をクリアできる場合には、そちらを優先してご提案するなど、常にお客様の利益を第一に考える良心的な姿勢が信条です。お困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。